地震のあとに「買っておけばよかった」と思うもの14選|停電・断水で本当に効く備え

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地震そのものより、そのあとの数日のほうがつらかった。被災した地域の報告を読んでいると、この言葉が本当によく出てきます。建物が無事でも、電気と水が止まるだけで生活は簡単に成り立たなくなります。

2026年8月23日には茨城県南部を震源とする最大震度5弱の地震があり、東京・埼玉・千葉を含む広い範囲が揺れました。幸い大きな被害の報告は限られていましたが、深夜に起こされて「うちは何も用意していない」と気づいた方も多かったはずです。

この記事では、停電・断水を想定したときに「これを買っておけばよかった」と後から挙がりやすいものを14個、理由つきで整理します。防災リュックの定番リストにはあまり載っていないけれど、実際の生活で効くものを中心にしました。

停電したときに効くもの

1. LEDランタン(懐中電灯より優先)

懐中電灯は照らした先しか見えません。部屋全体をぼんやり明るくするランタンのほうが、食事をしたり、子どもを寝かしつけたりする場面では圧倒的に使いやすいです。1部屋に1つあると生活の質がまったく変わります。

2. 乾電池(規格をそろえて多めに)

停電後にまず売り切れるのが乾電池です。しかも家じゅうの機器で規格がバラバラだと、あるのに使えないという事態になります。ランタン・ラジオ・ライトを買うときは、電池の種類を単3なら単3にそろえておくと、備蓄が単純になります。

3. モバイルバッテリー(複数台)

1台だと、家族分の充電で1日ももちません。10000mAhクラスを2台持っておくほうが、大容量1台より使い勝手がよいという声が多いです。半年に一度は残量を確認して、満充電に戻しておきます。

4. ポータブル電源(家に1台あると別世界)

価格は上がりますが、扇風機・電気毛布・ノートPC・医療機器の充電まで届く点で、モバイルバッテリーとは役割が違います。夏の停電で扇風機が回せるかどうかは、乳幼児や高齢者のいる家庭では健康に直結します。日常でもキャンプや車中泊に使えるので、置きっぱなしになりにくいのも利点です。

5. 手回し・電池式ラジオ

スマホは電池を食ううえに、回線が混むと使えません。地域の情報(給水車がいつどこに来るか、店がいつ開くか)は、ラジオのほうが早いことがあります。

断水したときに効くもの

6. 携帯トイレ

断水で最初に、そして最後まで困るのがトイレです。水が止まると自宅のトイレは流せません。1人1日5回として、家族4人なら1日20回分。3日分で60回分が目安になります。これを知ると、たいていの家庭は「全然足りない」となります。

7. ウェットティッシュ(大判・体拭き用)

顔や体を拭くには、手指用の小さなものでは足りません。介護用の清拭タオルは大判で厚みがあり、1枚で体の広い範囲を拭けます。福祉の現場で使われているものは、断水時の家庭でもそのまま役に立ちます。

8. 水を運ぶもの(給水袋・折りたたみタンク)

給水車が来ても、入れ物がなければ水はもらえません。10リットルの水は10kgです。手提げの袋よりも、背負えるタイプかキャリーに載せられるタイプのほうが現実的です。

9. ラップとポリ袋

皿にラップを敷いて使えば、洗い物が出ません。ポリ袋は、汚物の処理、ゴミの防臭、簡易的な調理、雨よけ、防寒とほぼ何にでも使えます。安いわりに効き目が大きい代表格です。

食べる・体を保つために効くもの

10. カセットコンロとボンベ

温かいものが食べられるかどうかで、気持ちの持ちようが変わります。ボンベは1本で約1時間が目安なので、家族分で数日となると6本以上は欲しいところです。使用期限(おおむね7年)があるので、鍋の季節に使って買い足すサイクルにすると無駄がありません。

11. 好きな味の非常食

非常食は「食べられる」ではなく「食べたい」で選ぶべき、というのは被災経験者からよく出る指摘です。ストレスがかかった状態で口に合わないものを出されると、特に子どもと高齢者は食べません。ようかん、レトルトカレー、カップスープなど、普段から食べているものを多めに買うほうが結果的に機能します。

12. 常備薬とお薬手帳のコピー

処方薬は、あとから同じものを手に入れるのが最も難しいもののひとつです。お薬手帳の写真をスマホに撮っておく、コピーを防災リュックに入れておく。この2つは今日すぐできて、費用もかかりません。

13. 電気毛布・アルミシート

冬の停電では暖房が使えません。電気毛布はポータブル電源との相性がよく、消費電力が小さいわりに体を確実に温められます。アルミの保温シートは軽く、リュックに人数分入れておけます。

心を保つために効くもの

14. 耳栓とアイマスク、そして退屈しのぎ

避難所でも車中泊でも、眠れないことが体力を削ります。耳栓とアイマスクは数百円で、荷物にもなりません。子どもには塗り絵やシール帳、大人には紙の本。電気を使わずに時間をつぶせるものを1つ入れておくと、待ち時間の重さがかなり違います。

買う前に、家にあるものを見直す

新しく買うより先にできることもあります。

  • 家具の固定(転倒防止金具・突っ張り棒)。けがを防ぐという意味では最も費用対効果が高い備えです
  • 浴槽に水をためておく習慣(トイレを流す水として使えます)
  • スリッパや厚手の靴下を寝室に置く(ガラスを踏まないため)
  • ガソリンを半分以下にしない(車は移動手段であり、電源であり、避難場所にもなります)

まとめ:全部そろえなくていい、優先順位だけ決める

14個を一度にそろえる必要はありません。優先順位をつけるなら、この順番です。

  • 家具の固定(けがをしない)
  • 明かり(LEDランタン+乾電池)
  • トイレ(携帯トイレ)
  • 電源(モバイルバッテリー、余裕があればポータブル電源)
  • 水と食べもの(ローリングストックで無理なく)

地震のあとに何かを買おうとしても、必要なものほど手に入りません。何もない平常時に少しずつ買っておくことが、そのまま備えになります。

※この記事は一般に公開されている防災情報や被災地の報告をもとにまとめたものです。必要な備蓄量は家族構成や住まいの状況によって変わります。お住まいの自治体のハザードマップや防災ガイドもあわせてご確認ください。

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