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防災グッズは種類が多すぎて、何から手をつければいいのか分からなくなります。この記事では、家庭・車・職場・福祉施設という4つの場面をまたいで、防災に役立つものを100個、カテゴリー別に並べました。
全部そろえる必要はありません。上から順に見ていって、「これ家にないな」と思ったものにチェックを入れる。その使い方を想定して作っています。とくに重要なものには印をつけました。
★=最優先/◎=早めにそろえたい/○=あると助かる
1|明かりと電源(1〜10)
- ★ LEDランタン:部屋全体を照らせる。懐中電灯より優先度が高い
- ★ 乾電池(単3・単4):規格をそろえて多めに。停電後は真っ先に売り切れます
- ★ モバイルバッテリー10000mAh:スマホ2〜3回分。家族の人数分
- ◎ ヘッドライト:両手が空く。移動や作業、介助では決定的に重要
- ◎ ポータブル電源:扇風機・電気毛布・医療機器の充電まで届く
- ○ ソーラーパネル:停電が長引いたときの充電手段
- ◎ 充電式ランタン(USB給電):モバイルバッテリーから充電できる
- ○ ろうそくとライター:使うなら必ず火の管理ができる状況で
- ◎ 小型ライト(子ども用):1人1つ持たせると不安が減ります
- ○ 延長コード:避難所や車で充電するときに意外と困ります
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2|水と食べもの(11〜20)
- ★ 長期保存水(2L):1人1日3リットル×3日分が最低ライン
- ★ 500mlペットボトル:持ち出し用。分けて配れます
- ★ カセットコンロ+ボンベ:温かいものが食べられるかで気力が変わります
- ◎ パックごはん:温めるだけ。米より手軽
- ◎ レトルトカレー・丼の素:味が濃く、ごはんが進みます
- ◎ 缶詰(サバ・焼き鳥・大豆):たんぱく質の補給に
- ◎ インスタント味噌汁・スープ:塩分と水分をまとめて取れます
- ○ アルファ米:水だけで戻せる。火が使えない場面用
- ○ 野菜ジュース:不足しがちなビタミンを補えます
- ○ ようかん・ビスケット:甘いものは気持ちを立て直します
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3|トイレと衛生(21〜30)
- ★ 携帯トイレ:1人1日5回×3日分。ほとんどの家庭で足りていません
- ★ 防臭袋:においは体力と気力を確実に削ります
- ★ ウェットティッシュ(大判):断水中の体拭きに
- ◎ ゴミ袋(45L):汚物処理、雨よけ、防寒と用途が広い
- ◎ 手指消毒液:断水時こそ感染症対策が重要になります
- ◎ 使い捨て手袋:汚物処理と衛生管理に
- ◎ ドライシャンプー:髪が洗えない期間のストレスを減らします
- ○ 歯みがきシート:水なしで口の中を保てます
- ○ 生理用品:支援が届くまで時間がかかることがあります
- ○ 使い捨てスリッパ:避難所の床は思った以上に冷たく汚れます
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4|情報と連絡(31〜40)
- ★ 電池式・手回しラジオ:スマホが使えないときの情報源
- ★ 家族の連絡先を書いた紙:スマホが壊れた前提で用意します
- ◎ 充電ケーブル(防災リュック専用に1本)
- ◎ 現金(小銭を含む):停電するとキャッシュレス決済は止まります
- ◎ 公衆電話用の10円玉:子どもに持たせておく
- ○ 油性ペン:紙にも段ボールにも書けます
- ○ ホイッスル:声が出せない状況で居場所を知らせる
- ○ 手帳とボールペン:記録は後で必ず必要になります
- ○ 家族写真:はぐれたときに人に見せて探せます
- ○ ハザードマップの印刷:ネットが使えない前提で紙を用意
5|保温と眠るためのもの(41〜50)
- ★ アルミ保温シート:軽くて薄い。人数分入れておく
- ◎ 寝袋:避難所でも車中泊でも使えます
- ◎ 電気毛布:ポータブル電源との相性がよく、消費電力が小さい
- ◎ 使い捨てカイロ:冬は箱で常備しておく価値があります
- ◎ エアマット・銀マット:床の冷たさを遮断できます
- ○ ブランケット:保温と、囲われている安心感の両方に効きます
- ○ 耳栓・アイマスク:避難所で眠れないと体力が落ちます
- ○ ネックピロー:車中泊での首の負担を減らします
- ○ レインウェア:防寒着としても使えます
- ○ 替えの靴下:足が濡れると体温を大きく奪われます
6|けがと体調(51〜60)
- ★ 常備薬・処方薬の予備:後から手に入れるのが最も難しい
- ★ お薬手帳のコピー:スマホで写真を撮っておくのも有効
- ◎ 救急セット(絆創膏・ガーゼ・包帯・消毒)
- ◎ 三角巾:止血にも固定にも使えます
- ◎ 体温計:避難所での感染症対策に
- ◎ マスク:粉じん対策と感染症対策。子どもサイズも
- ○ 経口補水液(粉末タイプ):脱水は災害後に起こりやすい
- ○ 常備している目薬・湿布
- ○ 眼鏡の予備:コンタクトが使えない期間が続きます
- ○ 冷却シート:発熱時と、夏の暑さ対策に
7|家の中の安全対策(61〜70)
買うものの中で最も費用対効果が高いのが、この章です。けがをしなければ、その後の全部が楽になります。
- ★ 家具転倒防止の突っ張り棒:寝室と、逃げ道になる廊下から
- ★ 家具固定用のL字金具・耐震マット
- ★ 窓ガラス飛散防止フィルム:割れたガラスは避難の最大の障害物
- ◎ 厚手のスリッパ・室内履き(寝室に常備)
- ◎ 食器棚の開き戸ストッパー:中身が飛び出すのを防ぎます
- ◎ テレビ・電子レンジの固定ベルト
- ○ 消火器:使用期限があるので定期的に確認を
- ○ 火災警報器の電池チェック
- ○ 突っ張り式のブックエンド:本棚は凶器になります
- ○ 玄関に置くヘルメットまたは防災ずきん
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8|赤ちゃんと子ども(71〜80)
- ★ 液体ミルク:お湯も水も要らずそのまま飲ませられます
- ★ 使い捨て哺乳瓶または紙コップ
- ★ おむつ・おしりふき:普段の使用量の3日分以上
- ◎ 抱っこひも:避難時にベビーカーは使えないと考える
- ◎ 名前・連絡先・アレルギーを書いたカード
- ◎ 食べ慣れたおやつ:非常時に子どもは慣れない味を食べません
- ◎ 静かに遊べるもの(塗り絵・シール帳・パズル)
- ○ 母子健康手帳のコピー
- ○ 使い慣れたタオルやぬいぐるみ:安心のための道具です
- ○ 子ども用の折りたたみヘルメット
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9|高齢者・介護・福祉施設(81〜90)
この章は、家庭の防災リストにはあまり載らない部分です。介護や福祉の現場では、ここが抜けると本当に動けなくなります。
- ★ おむつ・尿とりパッド:普段の使用量の3日分
- ★ 清拭タオル(大判):入浴できない期間の清潔保持に
- ★ ポータブル電源:吸引器・電動ベッドなど電源が要るケアがある場合
- ◎ とろみ剤:嚥下に配慮が必要な方の水分補給に
- ◎ やわらか食・介護食のレトルト:非常食は硬いものが多い
- ◎ ポータブルトイレまたは差し込み便器
- ◎ 車椅子用のレインカバー
- ○ イヤーマフ:音に敏感な利用者の不安を下げます
- ○ 絵カード・コミュニケーションボード
- ○ 利用者個別カード(服薬・アレルギー・特性・緊急連絡先)
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10|車・持ち出し・そのほか(91〜100)
- ★ 防災リュック(本体):背負えて、両手が空くもの
- ◎ 軍手・作業用手袋:がれきや割れたガラスに触れる場面で必須
- ◎ 給水袋・折りたたみタンク:給水車が来ても容器がなければもらえません
- ◎ ラップ:皿に敷けば洗い物が出ません
- ◎ 布ガムテープ:補修・固定・メモ書きと万能
- ◎ 車に積む防災セット(水・簡易トイレ・毛布・ライト)
- ○ ジャンプスターター:車のバッテリー上がりに備える
- ○ 折りたたみコンテナ:荷物の運搬と整理に
- ○ カラビナ・ロープ:荷物の固定や仕切りに
- ○ 予備の鍵と、貴重品のコピー(保険証・免許証)
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100個の中から、まず買う5つを選ぶなら
全部は無理でも、この5つがあるだけで停電と断水の初動はかなり変わります。
- 家具転倒防止グッズ(けがをしない)
- LEDランタンと乾電池(暗さをなくす)
- 携帯トイレ(断水で最初に困る)
- モバイルバッテリー(連絡と情報を保つ)
- 水2リットル×6本を1〜2箱(まず3日分)
合計で1万円台からそろいます。ここから始めて、家族の状況に合わせて上のリストから足していくのが現実的です。
まとめ
防災グッズは、多く持つことより、自分の家族に必要なものを知っていることのほうが大事です。乳幼児がいる家、高齢者がいる家、ペットがいる家、医療的ケアがある家。それぞれで最優先の5つは変わります。
この100個のリストは、その5つを見つけるためのチェックシートとして使ってみてください。9月1日の防災の日など、年に2回の点検日を決めておくと、備えが古びません。
※必要な品目や数量は住環境・家族構成・地域の想定災害によって異なります。お住まいの自治体が公開している備蓄の目安やハザードマップもあわせてご確認ください。

